失語症記念館
素敵な人々

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私の思い

佐藤 俊彦空白
江東区在住空白

2001年 8月:

 私は9年前に脳内出血で倒れ、最初は植物人間になるかも知れないといわれたが、右手足麻痺、顔面左側麻痺、構音障害などの障害が残り、車いす生活をしている。しかし、言語訓練や運動・作業機能訓練などのリハビリのおかげで、聞き取りにくいかも知れませんが、少しずつ会話も出来るようになったし、つかまって立つ事も出来るようになった。
 それで自分に残された記憶力や左手の機能を使って何か出来る事はないかとず−と考えていた。

 車いす生活になってからも、私は散歩や旅行が好きで良く外に出掛けているが、自分が健常の時には気にもしていなかった車いす用のトイレの場所、食事が出来る店、エレベ−タ−の有無など、行く先々で確認しなくてはならず、障害者になってから外に出掛けるたびに不自由さを感じた。そう感じていたころに家内が、私の住んでいる江東区全域の数年前の公園トイレマップを持ってきてくれた。それを見て、この情報を最新のものにすれば江東区内は安心して外出出来ると思い、その中に障害者や高齢者が車いすで外出しやすくなるように、自分の経験した事を、分かりやすく、使いやすい、マップとして作ろうと考えたのが、マップ作りのきっかけだった。
 まず冊子を出版しようと思ってから、いろいろな調査をしていくと、車いす利用者をはじめ障害者や高齢者の方が外出される各観光施設などが整備されてきていることが分かってきた。しかし、その情報をどうやって手に入れるか分からなかったために、各自治体が発行している福祉マップを集めるのに大変苦労した。それに集めた資料の中から旅行や外出のために本当に必要な情報を選び出す事が大変で、思った以上に時間がかかった。

これで安心 車いすで外出しよう

これで安心
 車いすで外出しよう
全国編第二版

これで安心 車いすで外出しよう

これで安心
 車いすで外出しよう
体験編

 今までに、「これで安心 車いすで外出しよう」という「江東区編」、「乗物編」、「全国編第一版」、「体験編」、「全国編第二版」の5冊を自費出版してきている。
 しかし、知っていただきたい情報は、冊子ですと改版したものを短期間では出版出来ませんので、今後は、インターネット上でトイレマップ(特に先進的な場所や皆様が良く利用される場所を中心に内容を充実していきたい)をホームページ化して、一部ですが最新情報として情報の共有化をしたいと思っている。
 最終的には障害者や高齢者も増えてきますので、各自治体は住みよい環境作り、外出するための環境作り(段差をなくす、エレベ−タ−をつける、トイレ区分表示などバリアフリ−の充実)と個人への情報提供(たとえば自治体別にマップの作成、全国の自治体別マップの問い合わせ窓口など)、手厚い看護が出来る事を期待したい。
 最後に、障害者が外出の機会を増やして、大小には関係ありませんので感動や感激をしていただきたいし、人との出会いもまた素晴らしい事だと思います。今後は健常者と同じように、ふらりと全国どこでも外出や旅行が出来るようになれば良いと思っています。

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設定期間:2001年3月15日〜2001年12月31日
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最終更新日: 2009/09/10