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私にとって昭和62年(1987年)は、新しい人生の出発点なのです。
5月に独立して「デスク社」をつくり、BASICを用いてビジネスソフトの開発とデータ入力を行うことにしました。云ってみれば、以前の会社の下請けにしてもらったようなものです。
2月は、「どうしようか」と悩んでいた最中です。
この「早い日々(2)」は、当時私自身の中で新しい環境を作っていかなければならないと感じていたもので、言い足りないような、何か偏っていたような気もするのです。

昭和62年2月

渋谷。

浦島太郎とかリップ・ヴァン・ウインクルは時間軸を狂わせた人と言う「時間の放浪者」である。

ハチ公と東横デパートが頭に焼き付いている町。
学校へ通った町。
同僚と一杯飲みに行く町。
いつも仲間がいる町。
渋谷はそんな町である。

先日、久しぶりに渋谷へ行った。
三年前まで気楽に遊びに行っていた町なのに、私は病に倒れてからリハビリと復職運動に明け暮れていたのだ。

ハチ公と東急、西武とNHK。
年々、町並みが豪華になっていくようである。
歩く人は、皆んな若い人で中年や老人は殆どいない。
良く見ると通りにいる中年は、私達夫婦とあそこにいる二人だけである。
そう・・・渋谷は若い人に占領されてしまったらしい!
渋谷は前から若い人の町だったのだろうか?
同僚や先輩は皆んなどこへ行ってしまったのだろうか。

病で寝ている三年間に、町が変わってしまったのだろうか。
太郎やリップはこんな感慨を持ったに違いないのだが・・・。
 
 

掲載した文は、原文のままで載せました。



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最終更新日: 1999/03/25