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日本辺境論を読む  2011/02 

 「失語症になって・・・」本をあまり読むことが少なくなったが、昨年(2010年)12月25日
NHKBS2(テレビ)の「週刊ブックレビュー」を見ていた際、題名に興味があった本があった。児玉清さんが紹介していた「日本辺境論」(著者:内田 樹氏)である。(定価:本体740円(税別 ))
http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html

  近くのスーパーの本屋に買いに行ったが売り切れ、駅ビルの本屋行ったが同じであった。年を越して月の半ばになってやっと手に入れたのであった。

 日本辺境と云う言葉に興味をそそられたのだが、日本語は世界の中で特殊な言葉だと云う話に吸い寄せられた。日本、韓国やベトナムではハイブリッド(p239)言語が発達したが、現在は日本だけが残っている。ヘブライ語の例があるようだが、ヨーロッパではどうなったのだろうか・・・(p224)

 著者は、表意文字と表音文字を脳の別々の部分で並列処理していると云っている。現在世界中で日本だけだと云う。 しかし、分からないものがある。西欧人は右脳に母音、左脳に子音と両方に担当させていて、日本人は母音も子音も左脳が担当していると書いている(岩波新書、記憶のメカニズム 著:高木貞敬氏)。音声と文字は何か違っているのだろうか。
 日本語を母語としている我々は、表音文字を利用している欧米語話者の失語症患者とは違って何か別な手当てが欲しいのかもしれない。難語症についての興味あるページがあった(p221)
 ハイブリッド言語の日本語はマンガ脳(p226)を発達させたと云う点を味方にして、失語症療法進展に邁進していただきたいものだ。
 

 失語症になって何か足りないと焦っているのだが、この本にはこんなことが書いてある。(p22)
 「ほんとうの文化は、どこかほかのところでつくられるものであって、自分のところのは、
  なんとなくおとっているという意識」に取り憑かれているからです。
とありました。
 日本全体がそのような状態であるなら、失語症になったからと考え込むことはないかもしれない。


カタカナ文字があふれているので、カタカナ語を拾い出してみた。但し人名などは除いた。
日本辺境論のカナカタ語
 

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最終更新日: 2012/01/05